看病で疲れたママを救う!献立の悩みから卒業する「守り」の栄養学

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読者さん

子どもの看病で手一杯…正直、夕飯なんて作る気力がない…

惣菜やレトルトばかりだと、栄養不足でかえって体が悪くなりそうだし…

手抜きをしたいけど、管理栄養士さんのブログを見るたびに『ちゃんと作らなきゃ』と自分が責められている気がする…

ぱぴこ

わかります!
私も管理栄養士なのに、看病中に包丁を持つのが発狂するほど嫌だった時期があります。
でも断言します!今、お子さんが一番求めているのは『豪華な手料理』ではなく『元気なママの笑顔』です。

この記事では、次の3つをお伝えします
  • 看病中に「料理がしんどい」と感じる本当の理由
  • 管理栄養士が教える「最低限これだけ」の栄養ポイント
  • 罪悪感をゼロにする、3つの具体的な食事戦略
  • ママを救う「食べるサプリ」という選択肢

この記事を書いている私は、管理栄養士として配食弁当の開発・監修に20年、2万食以上の献立作成に携わってきました。食のプロでありながら料理が苦手で、毎日の食事作りに悩み、宅食に助けられた一人でもあります。

私は20年管理栄養士として働いてきました。でも、子どもの看病が続いて自分が限界になったとき、「私は管理栄養士で人様の食事は作るのに、自分の子の食事を作ることができないなんて、どういうこと!」と自分を激しく責めてしまったんです。冷蔵庫の前で泣きながら『誰か助けて!!誰か変わって!!』と心の中で叫んでいました。

子どもの看病中って、自分の食事どころか夕飯の献立を考えるだけで脳内メモリがパンクしますよね。

「手作りできない私は母親失格?」
「栄養不足で治りが遅くなったらどうしよう……」

そうやって、自分を責めていませんか?
私も、そんな経験を何度もしてきました。

でも、もう大丈夫です。この記事を読み終える頃には、「今日の夕飯、これでいいんだ!」と心が軽くなっているはずです。

栄養バランスよりもっと大事な「ママの余白」の作り方と、罪悪感を捨てて賢く『令和の仙豆(せんず)』を頼る勇気をお届けします。

💡 令和の仙豆(せんず)とは?
漫画『ドラゴンボール』に登場する、一粒で体力を全回復させる豆のこと。
献立を考えず、レンジでチンするだけでプロの栄養が摂れる「宅食」は、まさに現代ママを救う仙豆だと私は考えています。

目次

看病中の食事作りが「超重労働」な3つの理由

料理は「作る」前から始まっている(献立のパンク)

料理はという作業は、作る前から始まっています。
管理栄養士の視点からみて、料理という大きな括りの中でも最も重労働なのが「献立決め」です。
献立決めが重労働なのは、この作業では「高度すぎるマルチタスク」を行っていて、脳疲労がハンパないから。

【マルチタスク】
複数の作業や処理を同時並行、または短時間で切り替えながら効率的に進める能力・手法のこと。

献立決めをする度に、脳がフル回転で働くわけなので、そりゃあ疲れないわけないんです。「仕事よりもストレス」と、働く女性の52.3%の方が体感しているというデータ(※)があるほど負担の大きな作業なんです。

※参考:PR TIMES 献立に関するアンケート調査

実際に、「献立決めの過程」をざっくりまとめてみました。

  • 在庫確認:冷蔵庫・冷凍庫の余り食材を優先して使う
  • 学校の献立表確認:献立内容が被らないように注意
  • 昨日のごはんとの被り確認:被りそうならアレンジ(昨日:カレー、今日:カレーうどん)
  • 子供の好き嫌いへの配慮:好きなものからいろいろな栄養がとれるように考える
  • 主菜・副菜・汁物を決める:調理方法(焼く・煮る・揚げる)の重なりを避ける
  • 予算の確認:作りたい献立の材料を大体リスト化
  • 買い物:ほしい食材が予算より高ければ、その場で食材変更

献立を決めるという作業の中には、これだけの配慮と、調整と、管理をひとりの脳で一気にこなす必要がある上、かかる目安時間はなんと!「約40〜55分」。ここまでやってもまだ料理作り工程の序章。このあと帰宅後には食材の下処理作業が待っているというのだから。ま〜しんどい!

さらに、それが子供の看病中にとなると、食事への配慮も含めて、考えることも作業も増加するわけです。脳はパンクして当然!余裕でキャパオーバーです。

ぱぴこ

疲れで判断力が低下している看病中は超重労働の料理を手放そう。

キッチンに立つ「時間」より「心の余裕」が削られる

調理そのものの時間よりも、「あぁ、作らなきゃ!」「何作ろう?」と一日中頭の片隅にある精神的な負担がしんどいんですよね。

「今日はこれを作ります。材料はこれで、調味料はこれ。栄養バランスも考えられていますし、材料費も抑えてあります!冷蔵庫の在庫管理も完璧です!」と、あらかじめキッチンに下処理された食材と、計量された調味料があって、「あとは焼くだけです。」となっていれば、そりゃラクチンですよね。

料理を作るにあたっていちばん辛いのは「考えること」。

脳が疲れると、

  • 体調不良:睡眠障害、頭痛、便秘、動悸 など
  • 精神的不調:イライラする、怒りっぽくなる、うつ状態になる など
  • 認知機能の低下:集中力・記憶力・判断力の低下、ボーッとする など

判断力が落ちると、ふだんなら5分で決まる献立に30分かかったり、子供の薬の時間を間違えそうになったり……。「心に余裕がない」というのは、ただの気合不足ではなく、脳が限界を迎えているサインです。

心身が疲れているときこそ、脳の疲労が起こるとさらに疲れを増殖させ、体だけでなく精神的な苦痛につながります。このままの状態を続けていくと、ママ自体が壊れてしまいかねない!実は、心身が悲鳴を上げるほどのがんばりって危険なんですよね。

だから、そうならないためにもほんの少しの時間をみつけたら、今日の食事のことを考える前に、自分自身を休めることを最優先しましょう!

ざっくり対処法をのせておきますね!

  • 何も考えずにとにかく脳を休ませる。眠る
  • スマホやPCを閉じてデジタルデトックス
  • 目を閉じて瞑想や深呼吸をする

脳の疲労は自覚しにくいので、定期的に意識して休むことを心がけます。

家庭でママが疲れてボロボロになってしまっては、家庭全体が暗くなってしまいます。疲労困ぱいの看病中には特に、自分自身を守ってあげてくださいね!それが結果、家族のため、自分のためにつながります。

ぱぴこ

しんどいときは…「もう、やーめたっ!ってフテ寝でOK!

手抜き=愛情不足という、呪いの言葉

「手作りしないなんて、愛情が足りないんじゃない?」
そんな言葉がどこからか聞こえてきたり、そう自分を責めてしまったりすることはありませんか?

断言します!
それは、思い込みです。がんばりすぎるママを苦しめる『呪いの言葉』。そんな言葉からは今すぐ離れてください!あなたを苦しめるあまりにも危険な言葉だから。

管理栄養士として多くの家庭を見てきて確信しているのは、「手作りの料理」や「料理の品数」と「愛情の深さ」は、決して比例しないということ。

むしろ、無理してキッチンに立ってイライラしながら作った豪華な食事より、市販のものを賢く使って、ニコニコ笑いながら「これ美味しいね」と一緒に食べる時間の方が、子供の心にはずっと栄養になります。

疲れているときに「頼る」のは、サボりではありません。大切な家族と自分を守るための、立派な「戦略」です。

もう一度いいます。
「手作り≠愛情」
です。

ぱぴこ

手作りが愛情っていうなら、世界中の子供たちにおもちゃを届けているサンタさんの存在がおかしいことになる!!
そんなわけあるはずない(笑)

管理栄養士が教える、最低限の「守り」の栄養学

今は「一汁三菜」を捨てていい。まず大事なのは水分補給

基本的に水分さえ取れていれば、無理に食べさせるのではなく、本人の食欲に合わせて食事をさせるのが大切です。まずは、こまめな水分補給を最優先して脱水を防ぎます。水分補給時には同時に塩分やミネラル、電解質も意識しましょう。

  • ミネラル → 麦茶
  • 電解質 → 経口補水液、ポカリ
  • 塩分 → 味噌汁、スープ など

麦茶や経口補水液やポカリなど、日持ちのするものは普段からドラッグストアで買い置きしておくと、いざ!ってときにとても重宝します。まずは、ここまででも100点!

水分補給ができて食欲が出てきたら、消化の良いものを少しずつ食べるようにします。
例えば、こんな食事から食べてみる。

  • バナナやゼリー
  • 柔らかごはんや柔らかく煮たうどん
  • 白身魚や豆腐

看病初期は「消化の良さ」が命です。管理栄養士の視点でお伝えすると、食物繊維の多い生野菜や、脂っこいお肉は今は我慢。胃腸に負担をかけないことで、体の回復を早めてくれますよ。

ここまでできれば200点です!
ママががんばりすぎることなく、そのときのお子さんやママの状況に合わせてできる範囲で進めていきましょう。

ぱぴこ

手軽に食べられるウィダーインゼリーもおすすめ♡

タンパク質は「注ぐだけ・出すだけ」で補う

消化に良く、体調回復をサポートする栄養として必要なのは

  • 低脂質・低繊維(消化に時間がかからず胃腸への負担が少ない)
  • 高タンパク質(筋肉、内臓などの修復、免疫力維持のに役立つ)

さきほどもお伝えした通り、基本的には、おかゆやうどん、煮込んだ白身魚や豆腐などが理想的。 調理法は「煮る・蒸す・すりおろす」が消化によくおすすめです。とはいえ、看病中で心身が疲弊し切っているときは用意するだけでもしんどいもの。

そんなときはこういったものを活用してみて

  • 卵豆腐
  • 冷奴(レンチンで湯豆腐にしてもOK)
  • カップのかき玉スープ
  • サバ缶(柔らかいごはんと)
  • 無調整豆乳

しんどいときこそ「注ぐだけ・出すだけ」を積極的「ラク」を取り入れて、子供もママも一緒に体調回復させていきましょう!

ぱぴこ

私は水と混ぜるプロテインとかも活用しちゃう♪

罪悪感よ、さらば!心を軽くする3つの食事戦略

レベル1:火を使わない「組み立てるだけ」ごはん

看病で「もう自分のごはんすら考える気力もゼロだよ…」と疲れ切ってしまったとき、包丁も火も使わずにたったひと手間でできる簡単メニューを取り入れましょう。

  • 白飯+さんまの蒲焼缶=さんま丼
  • 白飯+惣菜の豚肉炒め+キムチ=豚キムチ丼
  • 白飯+カットキャベツ+お惣菜の焼き鳥=焼き鳥丼
  • インスタント味噌汁+追い豆腐+カットわかめ=具沢山味噌汁
  • カット野菜+トマトや豆腐=トマトサラダ、豆腐サラダ

こんな風に、白飯と加工品の組み合わせでメニューも豊富になり、単品で食べるよりもちょっと豪華さも感じませんか?これだって立派なごはん!工夫次第でいかようにもできるんです。しんどいこんなときだからこそ、便利商品を活用するべきです!

ぱぴこ

お気に入りの食器に出したら結構気分上がるよ〜♡

レベル2:スーパーの惣菜に「一品プラス」の魔法

お惣菜を買うことに罪悪感なんて1ミリも持たなくて大丈夫!プロの味を借りるのは、賢い選択です。

「パックのまま出すのはちょっと…」と思うかもしれませんが、ママがイライラして作る豪華な料理より、ニコニコ笑いながら「これ美味しいね」と出すパックの唐揚げの方が、子供は100倍嬉しいんです。

余裕があれば、管理栄養士流の「一品プラス」で栄養をチョイ足ししてみましょう!

①タンパク質をプラス(体の修復に!)
買ってきたお弁当やカップ麺に、冷蔵庫にある「出すだけ」の食材を乗せるだけ!

  • お弁当・麺類 + 卵、納豆、鮭フレーク
  • カット野菜 + ツナ缶、サバ缶
  • カップ味噌汁 + 追い豆腐

②野菜・ミネラルをプラス(体の調子を整える!)
「洗う・切る」を省いた食材をポイっと入れるだけ!

  • カップスープ + 冷凍ブロッコリー
  • いつもの麺類 + 乾燥わかめ(戻すだけ)
  • ヨーグルト + きな粉(かけるだけ)

③エネルギーをプラス(スタミナ回復!)
食欲が出てきたら、風味を足してパワーチャージ!

  • ごはん・豆腐 + キムチ、かつお節
  • 麺類・スープ + 生姜、ニンニク(チューブでOK!)

全部そろえなくてOK!1つできれば十分満点です!!今のあなたにとって一番大切なのは、完璧な献立ではなく、一刻も早くキッチンを離れて体を休めること♡

ぱぴこ

しんどい時は、お気に入りのお皿に移しても、パックのままドヤ顔で出してもOK!

レベル3:プロの力を借りる「令和の仙豆」という選択

レベル1・2は、ひと手間加える「自力で工夫する方法」でした。でも、病院探しで疲れ果て、スーパーにすら行けない、あるいはキッチンにも立っていられない……。

そんな「も〜限界!」って時にこそ、迷わず選んでほしいのが「プロの力を借りる」という選択肢です。
「宅食(冷凍弁当)」や「デリバリー」を活用することは、単なる時短ではありません。

  • 献立を考えない
  • 買い物に行かない
  • 調理も片付けもゼロ

この膨大な「脳の労働」をすべてカットできる、まさに『令和の仙豆』なんです。

かつての私は、「誰かに頼る=手抜き」だと思って罪悪感を感じていました。
けど、そうじゃないんですよね。
管理栄養士という視点で客観的に見ても、人に頼ることは、「家族の健康を守ってもらう」ための賢い選択なんですよね。

プロが栄養バランスを計算し、プロが味付けをした食事を、レンジで温めるだけで食べられる。献立も考えることなく、買い物も、調理、片付けもしない。これに支払うお金は、ただの食費ではなく、「ママの休息」と「家族の笑顔」を買うための投資です。

1人で頑張ってボロボロになり、子供の前で笑えなくなるくらいなら、プロの力を借りて5分で準備を終え、その分ゆっくり子供の隣で横になりましょう。

プロに頼ることは、自分も相手も利益を得るWIN-WINの仕組みです。罪悪感を手放して、あなたにしかできない『子供に寄り添うこと』や『あなた自身を守ること』に集中してくださいね。それが結果、家族全員の幸せにつながります!

ぱぴこ

人に頼るって、実は勇気のいること。けど、一度そこを飛び越えたら、「ひとりじゃない」って気持ちがラクになるよ♡

私が冷凍庫に常備している「守り神」はこれ!
「でも、どんな宅食を選べばいいの?」「子どもと一緒に食べられるものは?」と迷ってしまいますよね。

そこで、管理栄養士の私が実際に食べて、「看病中にこれがあれば救われる!」と確信した『令和の仙豆』をこちらの記事で詳しくレビューしました。冷凍庫にお守りがあるだけで、明日の朝の絶望感が変わりますよ。
» 管理栄養士ママが激推し!冷凍庫に忍ばせたい「令和の仙豆」5選

まとめ:ママの笑顔こそが、子どもへの一番の特効薬です

今回は、「手作りじゃなきゃ」「バランスを考えなきゃ」と看病中のママを苦しめる、「手抜き=愛情不足」という思い込みは今日で卒業しましょう!という内容についてお話ししました。

疲れたときは、プロの力に甘えて、あなたの心と体を守ることを最優先させてくださいね。

今日お話ししたあなたが手に入れる「賢い戦略」
  • 献立に悩む脳を休ませる(脳のマルチタスクを強制終了!)
  • プロの出汁で心身を癒やす(「出すだけ」で栄養も心も満たす)
  • 「ママ自身の休息」を確保する(体力温存こそが看病のキモ)

あなたはもう、十分に頑張っています。
病院を探し、熱を測り、子供のそばに寄り添っている。それだけで最高ママ♡です。

だから、 料理まで完璧にしようとしなくていい。今は、ママが少しでも休んで笑顔でいることが、お子さんにとって一番の安心の特効薬になります。

手を抜く勇気が、あなたと家族の笑顔を守ります。

以上、ぱぴこでした。

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