子どもが体調を崩すと、まず頭に浮かぶのは「今日のごはん、どうしよう…」ではないでしょうか。 作らなきゃと思う気持ちと、正直もう動けない自分。その間で揺れるのは、決してあなただけではありません。
私は管理栄養士ですが、料理が特別好きなわけではありません。 中1・小4の片頭痛もち兄弟を育てる中で、「作らない選択」に何度も救われてきました。
この記事では、特定の商品をおすすめするためではなく、 しんどい日に判断をラクにするための“選び方の基準をお伝えします。
基準①「食べられる形かどうか」
体調が悪いときの子どもにとって、 「栄養バランスが完璧」よりも大事なのは、口に入れられるかどうかです。
- 噛む力がいらない
- 匂いが強すぎない
- 冷たすぎ・熱すぎにならない
管理栄養士として思うのは、 食べられなかったら、どんな栄養も意味がないということ。
宅配ごはんを選ぶときは、 「子どもが“今日はこれなら…”と思えそうか」を一番に考えてみてください。
基準②「親の負担が本当に減るか」
宅配ごはんを使う理由は、 手を抜くためではなく、自分を守るためだと思っています。
- 解凍が簡単か
- 洗い物が増えないか
- ストックしておけるか
ここが意外と重要です。
体調不良が続くと、 ごはん以外にも通院・学校対応・看病が重なります。
だからこそ、 「これなら何も考えなくていい」レベルかどうかを基準にしてください。
基準③「罪悪感を感じずに使えるか」
宅配ごはんを使うとき、 どこかで「ちゃんと作れなかった…」と思ってしまうことはありませんか?
でも、子どもに必要なのは
完璧な手作り ではなく、安心して食べられる環境です。
原材料や栄養表示を見て、 自分が納得できるかどうか。
それだけで十分です。
管理栄養士として伝えたいこと
栄養は、 頑張った人だけが与えられるご褒美ではありません。
しんどい日でも、 「どうにかなるごはん」があることは、 家族にとっても、あなた自身にとっても大きな支えになります。
宅配ごはんは、 逃げではなく、選択肢のひとつ。
次回の記事では、 実際に我が家で使ってみて「助かった」と感じた宅配ごはんについて、 正直に書いていこうと思います。
今はまず、 あなたなりの基準を持ってもらえたら嬉しいです。

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